オイルシール各部の働き
オイルシール各部の名称
オイルシール各部の働き
名 称 | 各部の働き | ||
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リップ部 | リップ先端部 (しゅう動面) | リップ先端はくさび状の断面形状をなし、先端部で軸表面を押し付けて、液体を密封する働きをします。 | |
シールリップ部 | シールリップはフレキシブルなエラストマーでできており、機械の振動や密封液体の圧力変動の影響に対し、安定した密封作用を保つように設計され、リップ先端部の軸表面との接触状態を安定した状態に保つ働きをします。 なお、”はね”はシールリップ部の軸への押し付け力を高め、その押し付け力を維持する役割があります。 | ||
ダストリップ部 | ダストリップは補助的に付けられた”ばね”なしリップで、ダストの侵入を防ぐ働きをします。 | ||
はめあい部 | はめあい部はオイルシールをハウジング穴に固定すると同時に、オイルシール外周面とハウジング内面との接触面間からの液体の漏れ、又は侵入を防ぐ役目をします。なお、金属環はオイルシールをハウジングに固定し、はめあい力を保持する役割があります。 |